2010年5月27日木曜日

恐怖の消去、逆転学習、制御を媒介する重複した神経システム

Schiller Delgado 2010 Overlapping neural systems mediating extinction, reversal and regulation of fear Trends in cognitive sciences
学習された恐怖は、環境と恐怖が予期される状況との間の手がかりの連合を即座に発見する過程である。しかし、環境の変化に伴う適応機能は、この学習を即座に更新することを生体に求め、もはや恐怖が予想されないときには恐怖反応を抑制することができる。我々は、恐怖条件付けを抑制する消去、逆転学習、制御といった3つの方略に焦点を当て、その神経システムをレビューした。これらの方略を適用した3つの個別の研究を直接的に比較し、人の脳に重複した構造があることを見いだした。この回路は、課題にかかわらず柔軟に恐怖をコントロールすることができると考えられる。
重複した領域とは線条体と腹内側前頭前野である。これらの領域は課題にかかわらず活動が変化する。線条体は報酬と罰に関わらず学習の過程そのものに関与すると考えられる。内側前頭前野は扁桃体に対して抑制を掛けるため、課題にかかわらず活動すると考えられる。
SVM等でパターン分析を重複した神経システムにやると良いのではないか?

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