2012年11月22日木曜日

認知行動療法は全般性不安障害における恐怖の連合を解消する


Cognitive-behavior therapy resolves implicit fear associations in generalized anxiety disorder 2012 Behaviour Research and Therapy


認知スキーマ理論は不安障害は記憶と恐怖の連合と関連していると仮定する。全般生不安障害においてネガティブな心配語(例:癌)に対する潜在的なネガティブ評価を示すだけでなく、中性語(例:診断)においてもその影響が汎化することが示されている。本研究は、精神病理学的な記憶構造の指標として理解されているこのバイアスのCBTに対する感受性を評価した.extrinsic affective simon taskを用いて、全般性不安障害患者23名と健常者25名を対象に中性語とネガティブ心配語の特質との潜在的連合を測定した.患者はCBT前後にテストを行い、患者の半分は治療待機中に追加でテストを行った.臨床症状は治療前後と6ヶ月後のフォローアップで測定した。CBTは中性語に対するバイアスを正常化し、このバイアスの治療中の減少は6ヶ月後のフォローアップにおける症状の改善を予測した.さらに、治療前のバイアスはCBTに対する反応性を予測し、低いバイアスは治療集結に置ける短期的な症状の改善を予測し、高いバイアスは6ヶ月後の遅延した治療効果を予測した.中性ターゲットに対する潜在的な評価バイアスは、GADの永続的な脆弱性因子を示さなかったが、状態としての不安のレベルの高まりと関連していた.さらに、このバイアスの正常化はCBTの治療機序におけるきわめて重要な要因であることが示された.

extrinsic affective simon taskはプログラムが公開されているようだが、ダウンロードしても起動しなかった…。

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