2017年6月30日金曜日

心理学において説明よりも予測を選択すること

Yarkoni, T., & Westfall, J. (2016). Choosing prediction over explanation in psychology: Lessons from machine learning. Perspectives on Psychological Science

心理学は、歴史的に行動の原因となるメカニズムの説明に徹頭徹尾関心を持ってきた。無作為課され、非常に統制化された実験は心理学研究の黄金基準として大切にされ、種々の行動の種々の媒介・調整変数の終わりなき検討がなされている。我々は、心理学のほとんどは行動の原因を説明することに焦点を当てる複雑な心理学的メカニズムの理論を提供する研究プログラムが多くを占めているが、著しい正確性を持って将来の行動を予測することがほとんどできない。我々は、機械学習の領域から心理学をより予測科学に為らしめる原理と技術を提案する。主要な心理学の予測的研究課題に焦点を当てたいくつかの基盤となる概念と機械学習のツール、例をレビューする。説明よりも予測により焦点を当てることで行動をより理解することが究極的には可能であると提案する。

心理学に対するここ数年のモヤモヤが割と解消した感じ。というか、自分の志向性的が説明より、予測あるいは操作にあるということが明確になった。
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